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zoom RSS 「 シリアナ 」

<<   作成日時 : 2006/06/17 17:36   >>

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監督 : スティーヴン・ギャガン 
主演 : ジョージ・クルーニー / マット・デイモン / 
      
公式HP : http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/

 「 Syriana 」とは、あるシンクタンクが石油の利権をめぐって作った中東再建のための架空の国名です。

 原作は、ロバート・ベア Robert Baer  『CIAは何をしていた?』(新潮社刊)

 監督は、スティーヴン・ギャガン Stephen Gaghan

 製作総指揮には、ジョージ・クルーニー、ベン・コスグローヴ、ジェフ・スコール、スティーヴン・ソダーバーグ。

 あまりにも複雑なプロットの作品で、歴史に詳しい人や中東関連のニュースを熟知している人でなければ、観ていてすぐに理解できる人のほうが少ないのではないでしょうか。かく言う私も例に漏れず目が白黒しちゃうほどのわけのわからなさに唖然としながら観ていました。

  この映画のストーリーは、ノンフィクションではなく、実話にインスパイアされて作られた、かなりリアリティ溢れるフィクションです。
それというのも、本物のCIA諜報部員ロバート・ベアのこの世に出した暴露本を原作とし、本人へのインタビューや彼に紹介を受けて実際の事実を知る人たちにインタビューを元に考えられたストーリーだからです。中には、ブラックマンデーにかかわったテロリストもいたそうです。

 カタール政府に反対したハマド王子が、シリアでクーデターを起こそうとしたことが原因で誘拐されている 実話に基づいて、劇中でもアレクサンダー・シディグ演じるナシール王子を誘拐・暗殺するというストーリーが作られています。映画の中でジョージ・クルーニ演じるCIAのベテラン諜報員ボブ・バーンズが拷問を受けるシーンがあるのですが、80年代、ベイルートではアメリカ人を拷問にかける時、爪をはがす拷問は相手が口を開かないときのイラン人の常套手段だった事が元に作られたシーンだと言うことです。
 シーンの中で原作者のロバートは1回だけカメオ出演しています。ご興味がある方は、前もって彼のお顔を確認してから観に行ってくださいね(笑)
 また、原作者のロバートがCIAからの命令でサダム・フセインを暗殺しようと試み、途中でCIAに裏切られ、FBIから取り調べを受けたという話を元に、ボブが、ナシール王子(アレクサンダー・シディグ)暗殺の指令を受け、計画中にCIAから裏切られるシーンが作られたと言うことです。

 知られざる裏社会という事で戦場で暗躍する武器商人描いた、ニコラス・ケイジの映画「ロード・オブ・ウォー」が記憶に新しいですが、あの映画よりもより深い裏・・っと言う感じの、映画にしちゃって大丈夫なんだろうかというほど裏の実情を映画というメディアを介して白日の下にさらしてしまった、あまりにもリアルな怖いお話です。マフィアだ、暴力団だと言えば「ザッツ 悪組織」と言えるのですが、中東の石油産業の石油の利権という、この世の限りある資源に魅せられてそれを巡って、裏で起っている事、それは一国の王子をも暗殺しようとしたり事故に見せかけて暗殺を企てたりと、フィクションであってフィクションでない身の毛もよだつ恐ろしい事実だったりしている事が、知らされる映画です。現在ニュースで報じられている事故や事件が実は巧みに仕掛けられた陰謀だったりするかもしれない・・・と思うと、お〜〜恐。。。。。
 

 これから鑑賞される方は一応下の4人の登場人物を事前に把握してから観たほうがより理解出来ると思います。


syri_george.jpg◆ボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)
 CIAのベテラン諜報員

* テヘランでの武器商人の暗殺が最後の仕事になるはずだった彼は、テロ組織に資金を流しているというアラブ某国の王位継承者メシャール王子の暗殺の密命を受ける。
syri_matt.jpg

◆ブライアン・ウッドマン(マット・デイモン)
 スイス・ジュネーブのエネルギー商社石油産業アナリスト

* アラブ某国のハマド王が主催するパーティで、邸内のプールで息子が溺死するという悲劇に見舞われるが、パーティでの出来事に責任を感じたナシール王子(アレクサンダー・シディグ)によって相談役に取り立てられる。

syri_jeffrey.jpg

◆ ベネット・ホリデイ(ジェフリー・ライト)「バスキア」でゴールデン・グローブ賞を受賞
 ワシントンで働く野心家の弁護士

* キリーン社の採油権獲得の裏にある疑惑を調べ上げ、コネックス社に有利になる条件のもとに合併を成功させる為に働く。彼ののボスであるディーン・ホワイティング(クリストファー・プラマー)は、コネックス社の採掘契約を打ち切ったナシール王子に代えて、アメリカの言いなりになる第二王子メシャールを王位継承者にするよう、ハマド王に圧力をかけ始めていた。

syri_mazhar.jpg

◆ワシーム(マザール・ムニール)
 父親と二人でナシール王子の国へ来ていた出稼ぎ労働者

* ナシールが採油権を中国へ渡してしまったために、コネックス社で働いていた二人は、突然解雇を言い渡される。ワシームはイスラム神学校マドラッサの指導者のイスラム教の過激な教義に引き込まれて行く。

 

 ニコラス・ケイジの「ロード・オブ・ウォー」は、まだ武器商人として苦悩しながらもひょうひょうとビジネスをする一人の男を描いた作品だけに、裏の世界と言えど、ニコラス・ケイジの好演もあって、まだ多少娯楽性がありましたが、この作品は顔と名前を一致させて整理しながらみないと理解もほど遠い、あまりにもリアルな裏社会を描いており、娯楽としての鑑賞は難しいと思いました。

 ただ、感じた事は、中東で起っている自爆テロなどの背景には、生きて行くよりどころを無くしてイスラム教などの過激な教義に引き込まれて行き、いわゆるジハードなるものを信じて疑わずに死んでいく若者も多いのだろうな、という事です。これも一種のマインドコントロールなのでしょうね。




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 CIAは何をしていた?CIAは何をしていた?

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 CIAは何をしていた?CIAは何をしていた?

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〜おしまい〜

      

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things4u
2006/07/06 02:19

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